TOYO Press エクステリアショップ経営のヒント&トピックス

お客様を繫ぎとめる魅力あふれる店舗作り  ガーデンアート様

2日間のイベントに400人を集客。地域コミュニティに根ざした店舗作りの秘訣とは。

インターネットなどメディアが多様化し、折込チラシを増やすだけでは、集客アップが困難な現在。DMの発行やWebへの展開などにかける費用の大きさではなく、お客様にとって魅力のある店作りこそが、ますます重要となっています。
古民家を移築した店舗に見えない店作りや、アイデア溢れる店舗運営で、2日間のイベントに400人を集客されたガーデンアート様。他店とどう差別化し、集客できる店作りに成功したのか、そのポイントをお話しいただきました。

代表取締役 伊藤文章様:朗らかな印象が、人々を惹きつけます。

「まず予算でなく、ご要望からしっかり聞く」

お客様との商談は、どのように進めておられますか?

お客様との最初の接点は、新築時の外構工事が多いです。その中で最初の打合せの時に、外構だけでなく、ガーデンも含めたお客様のご要望をまず聞くようにしています。その後で予算とのかねあいにより、ガーデンまで含めるのか、外構だけになるのかというプランの範囲や方向を決定しています。最初の打合せで予算を聞いて外構工事だけにするのではなく、ご要望通りの理想型をイメージさせておくことで、数年後にまたガーデンの仕事も来る。予算ありきではなく、お客様とお話を深めていくことで、外構だけの仕事がガーデンにも繋がっていくわけです。

プラン作成のポイントはどこでしょうか?

当社は、最初に相談を受けた担当者が、ヒアリングからデザイン、プランニング、打合せまでの全てを担当します。一人のお客様を一人の担当者がつきっきりで見ることで、お客様の性格や趣味・志向などが把握しやすく、ポイントを押さえた提案ができるようになりました。他社より安い見積りを出すことでなく、お客様の要望をお聞きし、お客様に気に入っていただけるプランをお出しすることが当社の仕事だと考えています。

ホームページで見て、当社の施工例を気に入って来られるお客様もいらっしゃいますが、他店で気に入ったプランが出なかったので来店される場合もありますので、お客様のご要望をしっかり聞き取ることを最も大事にしています。施主の好みにあわせて、施工例や雑誌の写真を見せながら細かいところまで詰めていきます。その上でデザインの方向性と予算を詰めて、そこではじめてプランをお出ししています。

「動きのある店舗が、集客力を上げる」

お客様との関係を繋ぐために、何か工夫をされていますか?

工事させていただいたお客様に、入会金無料で会員になっていただく制度を採用しています。当社はガーデン用品などの販売も行っており、会員証の提示で5%オフになる特典や、ポイントがたまるスタンプラリーを行っており、会員のお客様には定期的にDMや携帯メールをお送りして、セールやイベントのご案内もしています。

堀部哲夫店長

堀部哲夫店長。日々、「動きのある店舗作り」に取り組まれています。

折込チラシもほぼ毎月発行しており、チラシを見て来店いただくお客様が結構いらっしゃいます。チラシは商品だけを紹介する安売りチラシでなく、お客様に興味を持っていただき、来店いただける内容を考えています。来店される前にホームページをご覧になるお客様も多いので、店舗やイベント、施工例の紹介にも注力し、マメに更新するようにしています。

古民家を移築した趣のある店舗

自然あふれる展示場を抜けると、古民家を移築した趣のある店舗が。

店舗でイベントを行うのですか?

最低でも年4回イベントを開催しています。先日のイベントも、社員みんなで買い付けに行って、いいものを仕入れるように頑張った甲斐もあり、2日間で400人ものお客様に来店いただきました。用事がなくても来ていただけるお客様、毎回来ていただいているお客様もおられ、大変ありがたいことです。そういうお客様が当社の財産になっています。

また、何度も来店いただいているお客様を飽きさせないためにも、展示場は頻繁にリニューアルを行っています。例えば、新しいデザインのポストとか新商品を置いたり、庭をこまめにリフォームしたりと、情報発信を含めた「動きのある店舗作り」に力を入れています。

こちらから動きを見せないとお客様には来ていただけませんから、お客様との関係を維持するには、マメに動くことがとても大切です。

「地域に根ざす店作りを心がける」

お客様への対応で重視されていることは?

お客様への対応面については、迅速な対応を何よりも優先しており、対応のよさでも評価されるように努力しています。小さな町では特に評判が大事になりますので。実際にリピーターのお客様も増えています。

店舗内の庭は落ち着いた雰囲気

店舗内の庭は落ち着いた雰囲気で、地元の人が散歩でふらっと立ち寄ることも多いそうです。

来店いただくために工夫していることは?

お客様にお店に来ていただくために工夫することはいっぱいあります。例えば、落ち着いた雰囲気のこの店舗は古民家を移築したもの。店舗では寄せ植えやアレンジの教室を開催したり、陶芸や水彩画の先生に教室として場所を提供したりしています。
また、近所のケーキ屋さんをチラシで紹介して、そのお店にチラシを置いていただき、チラシを見てもらう機会を増やすようにしています。さらに、展示場でサンルームやウッドデッキなどの商品をいろいろ見ていただき、体感していただくことで、工事をさせていただくことも多いです。

地域の方がふらっと立ち寄って長く滞在したくなる、そんな店舗作りを目指しています。

展示場内には兎小屋も

展示場内にはお子様も楽しめる、兎小屋も建てられていました。

新製品や面白い商品をさりげなく展示

新製品や面白い商品をさりげなく展示することで、来店されたお客様が体感できるように工夫されています。

ガーデンアート様の「原則」

「お客様の理想を共有する」

  • 予算から話を聞いて、勝手にゴールをつくらない。
  • 完成型に至るまでのステップを刻み、次回の来店を促す。

「新しい発見を期待させる」

  • 新商品・提案商品の展示や庭のリフォームなど、 店舗を頻繁にリニューアルする。
  • ガレージセールや各種教室など、イベントを定期的に行う。

Company Profile

株式会社 GARDEN ART
住所:三重県いなべ市大安町石榑東2426-1
TEL:0594-78-3643
FAX:0594-78-2662
ホームページ:http://www.gardenart.jp/

ガーデンギャラリー「以津の夢」

※敷地内にガーデンギャラリー「以津の夢」をオープンしています。