ランドスケープのご提案

Home » ランドスケープのご提案 » TOYO SCAPE » キャナルシティ博多イーストビル

TOYO SCAPE | 02.キャナルシティ博多イーストビル

ビルの敷地全体を緑と癒しの環境イメージに。スーパーテラの素材、カラーが舗装材に採用。

緑の環境イメージ演出は、建物本体のみならず、舗装計画にも表現されています。渋いグリーン系のカラーを主色とし、大地を想像させるブラウンとエンジ系のカラーを、ビルの東西エントランス付近に強調した舗装材の採用です。建築デザインや植栽とのバランスもとれ、モダンで優雅な舗装面の表情と機能は、快適な歩行性を生み出しています。
 東洋工業は、この舗装計画において、ビルの北・東・南面を受注(約1,840㎡)。製品はスーパーテラが採用され、当社の福岡工場で生産。また、製品納入だけでなく、車両が乗り込んでも大丈夫な強化板工法を取り入れた敷設工事まで担当したことが話題となりました。工期は約半年、すべて夜間工事という厳しいものでしたが、施主と設計者からその仕上げに対して高評価をいただきました。

▲このページのトップへ

当社デザイン室が描いたパターン図

施主・設計者のニーズに、柔軟な対応と提案。

舗装材デザインは福岡地所(株)、(株)日本設計によって行われ、「ラッキーフロッグ」と呼ばれるアートキャラクターが設置されたエントランスの噴水付近では、建築外構と歩道を一体化したイメージでデザインされています。モール中央から溢れ出す波と波紋を自然石で表現し、その波が歩道へ流れ込む様を透水性舗装材「スーパーテラ」でも表現しました。
 舗装材のデザインの図面制作は当社の企画デザイン室で行い、緑の街でもある博多のキャナルシティに最適なデザインを心がけました。また、全体の景観を損なわないように配慮しながら詳細なディテールにまでこだわり、舗装材敷設デザインの提案を行いました。

▲このページのトップへ

モノ売りの姿勢でクライアントを訪ねると、カタログしか見てくれない。相手の立場になって「自分がお手伝いできることは何か」を考える。

 東洋工業の福岡営業部は、スタッフの一人ひとりが優れたプロデューサーです。仕事については仲間と相談はしますが、基本的には個人がすべての責任をもって取り組みます。「キャナルシティ博多イーストビル」についても、私の「仕事法」により全力で成し遂げた思い出深い仕事の一つです。

 この仕事に取り組み始めたのは2009年頃。プロジェクトのスタートを知り、施主、設計会社、建築会社などへご挨拶に伺ったり、情報収集に努めたりしていました。そうした中、外構では自然石の敷設という計画が決定になり、仕事の獲得は半ば諦めていたところ、2011年になるとその方針が変更。同年2月、イーストビルのプロジェクト全スタッフが集う全体会議に呼んでいただきました。
 そこでは当社の紹介はもちろん、以前担当させていただきました博多駅前事業を事例として、事業への関わり、工事の経緯、製品などのご説明をさせていただきました。それらの実績から当社に対する信頼や期待を、皆さんに持っていただいたようでした。まもなくビル建設計画スタッフの一員に加えていただきました。
 プロジェクトへの参加は実にありがたいものでしたが、オープンまで工期が半年程しかなく、さらに舗装工事まで受けることになり、かなりタイトな状況でした。
 設計イメージの具体化を図るため、当社企画デザイン室に図面制作を依頼。設計者からの度々の修正も企画デザイン室との連携で対応しました。事業のコンセプトを互いに理解し、より的確な提案を行うように情報の共有を心がけ、柔軟な対応を果たすことが出来たと思います。
 私は当物件をはじめ数々の仕事を担当させていただいていますが、仕事に対する信条は、決して「モノ売り」にならないこと。相手の立場になってランドスケープを提案し、共に仕事を仕上げていく「パートナー」になることです。そのため、施主などが助けを必要としている事柄があれば、本来の仕事とは別であっても、どんどんお手伝いをすることにしています。そのお付き合いと信頼が、結局は新たな仕事に結びついていくと確信しています。

九州営業部福岡営業所 リーダー 辻村栄輔

キャナルシティ博多イーストビル

祇園町施設新築工事
事業主:福岡地所株式会社  所在地:福岡市博多区

キャナルシティ博多イーストビルは、既存棟と道路をはさんだ東側に位置する。2011年3月の九州新幹線全線開業に合わせ、商業施設の増設が計画されたもので、同年9月末にオープンした。
 「緑」と「癒し」にあふれ、「歩いて楽しい街」をコンセプトに設計。ビルの壁面には、国内最大規模(面積約3,000㎡)のユニット型壁面緑化を施し、緑化の樹種に排気ガス(CO₂)の吸着分解に優れる常緑ツル性植物などを採用することで、施設全体の排気ガス浄化能力を高め、緑豊かで印象的な市街地環境の形成を目指している。既存棟とは新設のブリッジで繋がれ、博多駅からのスムーズな動線を確保。博多駅~キャナルシティ博多~天神エリア間をより楽しみながら回遊することが可能になった。