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TOYO SCAPE | 10.大町復興住宅1号棟

最も重要なコンセプトは「関係性のデザイン」。住戸の外に、居場所となるような魅力的な空間を設えること。

釜石市復興公営住宅では、住民同士が互いに見守りあうようなコミュニティ形成とプライバシー確保の両立できる、部屋や住棟の「関係性のデザイン」が試みられています。

最も特徴的なのは、4つの住棟の外周部に「縁側」と呼ばれる幅の広い共用廊下が張り巡らされていることです。住棟間をつなぐ縁側を歩いて建物内を回遊でき、釜石市中心部の街並みを360度ぐるっと一望出来る構成となっています。

そして1階は「通り庭」と呼ばれる中庭が設けられており、地域住民の交流の場として、また通り抜けとして、街全体の回遊性の向上にもつながっているそうです。

その「通り庭」の仕上げには透水性舗装材 スーパーテラ SPUDが使用されました。サイズは軽快なイメージを感じさせる300×150サイズで統一され、滑りにくいノンスリップ加工は、凍結しやすい寒冷地にも効果を発揮します。釜石市の復興住宅におけるコミュニティ形成への取りくみ、周辺地域に開かれた場としての公営住宅のあり方を実現したものとなっています。

大町復興住宅1号棟

大町復興住宅1号棟

事業主: 釜石市
所在地: 岩手県釜石市

東日本大震災の被害を受け建設された復興公営住宅。買い取り型による災害公営住宅整備が進められ、民間協働により設計・建設が行われた。地上3~6階建ての4つの住棟が外周部に巡らされた「縁側」と呼ばれる廊下に繋がれ、「通り庭」と名付けられた中庭を囲む構成となっている。浸水が想定され、居住空間をつくることができない1階にピロティと「通り庭」を設け、住民の交流の場として、また通り抜けとして街全体の回遊性の向上に寄与している。